2026/07/10
こんにちは。 【みらいず動物病院】です。
犬ちゃんの健康を守るうえで欠かせないのが混合ワクチンです。
「うちの子は外に出ないから必要ないのでは?」という声を聞くこともありますが、 じつは室内飼いの犬ちゃんでも感染のリスクはゼロではありません。
今回は、混合ワクチンの目的や予防できる病気、そして接種時期についてご紹介します。
混合ワクチンとは?
混合ワクチンは、犬ちゃん同士でうつるいくつもの感染症を、1本の注射でまとめて予防できるワクチンです。
ワクチンによって予防できる病気の種類(数)が異なり、「5種」「7種」「8種」などと呼ばれます。
どのタイプを選ぶかは、犬ちゃんの生活スタイルやお出かけ先によっても異なります。
一方で、狂犬病ワクチンは法律で義務付けられた別の注射です。
混合ワクチンと狂犬病ワクチンは異なる目的で接種するため、別々に受けていただく必要があります。
混合ワクチンで予防できる主な病気
① 犬ジステンパーウイルス感染症
発熱、咳、けいれんなどを引き起こす感染症で、重症化すると命に関わることがあります。
② 犬パルボウイルス感染症
激しい嘔吐や下痢を伴う病気で、特に子犬では重症化しやすく、短期間で体力を奪われてしまいます。
③ 犬アデノウイルス感染症(犬伝染性肝炎)
肝臓や腎臓に障害を起こす感染症で、食欲不振や黄疸などの症状が出ることがあります。
④ 犬パラインフルエンザウイルス感染症
咳や発熱を伴う呼吸器感染症で、ほかの病原体と混ざると「ケンネルコフ(犬の風邪)」と呼ばれる集団感染を引き起こすことがあります。
⑤ レプトスピラ感染症
ネズミなどの尿から感染する細菌感染症で、人にも感染する人獣共通感染症です。 腎臓や肝臓に障害を与えることがあり、河川敷や公園など外出が多い犬ちゃんは注意が必要です。
※混合ワクチンの種類によって、予防できる病気の数や内容が異なります。 詳しくは当院までお問い合わせください。
接種スケジュール
混合ワクチンは、犬ちゃんの成長段階に合わせて接種時期が異なります。
子犬の場合
母犬からの免疫が弱まる生後2か月ごろから初回接種を行い、3〜4週間ごとに2〜3回追加接種を行います。
その後は、1年ごとに追加接種を続けることで免疫を維持します。
成犬の場合
すでに免疫を持っている犬ちゃんでも、年1回の追加接種で免疫力を維持することが推奨されています。
体調が万全なときに接種を行うことが大切です。
Q&A
Q:混合ワクチンと狂犬病ワクチンは同時に打てますか?
A:原則、同日接種は行わず、体調の確認も兼ねて1〜2週間の間隔をあけて接種することをおすすめしています。
複数ワクチンを同じ日に接種すると、副反応が増えやすく、万一の際に原因の特定が難しくなるためです(国際ガイドラインの考え方に基づく運用)。
参照:世界小動物獣医師会(WSAVA: World Small Animal Veterinary Association)
|ガイドライン|予防接種>
医師の判断で例外的に同日に行うケースがあり得ますが、その場合には、十分な経過観察を行います。
Q:ワクチンを毎年打たないといけませんか?
A:ワクチンの効果は時間とともに薄れていきます。
免疫をしっかり維持するために、年1回の追加接種が推奨されています。
Q:副作用はありますか?
A:一時的に発熱や注射部位の腫れが見られることがありますが、多くは軽度で自然に回復します。
接種後にいつもと違う様子が見られた場合は、すぐにご連絡ください。
まとめ
【みらいず動物病院】では、犬ちゃん一頭一頭の体質・年齢・生活環境に合わせて、より適した混合ワクチンのご提案を行っています。
「うちの子には何種が合うの?」「今年はいつ接種すればいい?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
当院は、京阪本線 光善寺駅から徒歩3分、寝屋川市・香里園駅から徒歩15分の場所にあり、交差点南東に5台分の駐車場をご用意しています(病院前には駐車できません)。