2025/10/24
こんにちは。 【みらいず動物病院】です。
犬ちゃんや猫ちゃんの去勢手術・避妊手術は、健康と安心して暮らす未来を守るための大切な選択です。
「かわいそう」「まだ早いのでは?」と迷われる飼い主さまもいらっしゃいますが、手術は単に繁殖を防ぐだけでなく、病気の予防やストレスの軽減にもつながります。
今回は、去勢手術・避妊手術の適切な時期とメリットについて詳しくご紹介いたします。
去勢手術・避妊手術とは?
去勢手術は、オスの犬ちゃん・猫ちゃんの精巣を取り除く手術、 避妊手術は、メスの犬ちゃん・猫ちゃんの卵巣や子宮を取り除く手術です。
いずれも全身麻酔下で行われる外科手術で、繁殖を防ぐだけでなく、ホルモンの影響を受ける病気の予防にも効果があります。
どんな目的で行うの?
去勢手術・避妊手術の目的は、望まれない繁殖を防ぐことと、ホルモンの影響による行動や病気を抑えることです。
たとえば、マーキングや発情期の鳴き声、攻撃的な行動が落ち着くことがあります。
さらに、オスでは精巣腫瘍や前立腺疾患、メスでは子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など、命に関わる病気の予防にもつながります。
去勢手術・避妊手術に適した時期
手術の時期は、犬ちゃん・猫ちゃんの成長スピードや体格によって異なりますが、一般的には生後6か月前後が目安です。
ただし、犬種や猫ちゃんの種類によって発育の早さが違うため、当院では診察のうえで、最適なタイミングをご提案しています。
初回ワクチンが済み、体調が安定している時期にご相談いただくのがおすすめです。
去勢手術・避妊手術のメリット
① 病気の予防
去勢手術によって、精巣腫瘍や前立腺肥大などのリスクを軽減できます。
避妊手術では、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍の予防に効果があります。
特に乳腺腫瘍は、初回発情前に避妊手術を行うことで発症率を大きく下げられることがわかっています。
② 行動面の安定
発情期特有の行動(マーキング・鳴き声・外に出たがるなど)が落ち着き、ご家族との生活がより穏やかになります。
犬ちゃん・猫ちゃんともにストレスが減り、安心して過ごせる時間が増えます。
③ ご家族とペットの関係がより深まる
去勢手術・避妊手術を行うことで、発情に伴う行動や体調変化が減り、日常のスキンシップやお世話の時間がより快適になります。
実際に「落ち着いて一緒に過ごせるようになった」というお声も多く寄せられています。
Q&A
Q:去勢手術・避妊手術は全身麻酔と聞くと不安です。安全なのでしょうか?
A:当院では術前検査を丁寧に行い、リスクを最小限に抑えた麻酔管理を行っています。
当院では、前投与薬として、現在最も安全とされるアルファキサロンを使用しています。
さらに、「バランス麻酔」を採用することで、麻酔薬全体の用量を可能な限り減らし、安全性を高めるよう努めています。
Q:手術後はどのくらいで普段の生活に戻れますか?
A:多くの犬ちゃん・猫ちゃんは、翌日には食欲や元気が戻ります。
抜糸までは安静が必要ですが、一般的に回復は早い傾向があります。
まとめ
【みらいず動物病院】では、去勢手術・避妊手術を行う際、術前検査と麻酔の安全管理を徹底し、飼い主さま・動物たちが安心して手術を受けられるよう丁寧にサポートしています。
「手術を受けるタイミングがわからない」「体が小さいけれど大丈夫?」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
当院は、京阪本線 光善寺駅から徒歩3分、寝屋川市・香里園駅から徒歩15分の場所にあり、 病院南東に5台分の駐車場をご用意しています(病院前には駐車できません)。